モノを減らして、感じた変化
2人暮らしが始まってから2年間くらい、モノを減らし続けて。
最初はやむをえずという感じで始めましたので、まさか2年も減らし続けて、ブログでお片づけのことを書きたくなるなんて、まったく思っていませんでした。
今ではこのくらいすっきりしたお部屋に暮らせています。
自分でも驚き、夫にも母にも驚かれています。
今日は、改めてモノを減らして感じた変化を振り返りたいと思います。
モノを減らしたことによる変化
① 手放すことに抵抗がなくなった。
2年前までは、手放すなんてもったいない、お金ももったいないし、モノももったいないし、環境にも良くない!と思っていました。
実際に手放すことを習慣にすると、どんどん抵抗がなくなり、「お気に入りと暮らしたい」「合わなくなったものは手放そう」という気持ちが強くなります。
気に入っていないモノと暮らすのは、気が合わない人とずっと一緒にいるようなもの。
仲良しのモノとだけ、暮らしたくなりました。
②ゆとりを大切にするようになった
手放せなかったころの私は、収納はいかにたくさん仕舞うかを大切にしていました。
ベッド下収納はもちろん、ソファも収納が出来るものを選んだり、テーブルも天板の下に収納が付いているものを選んだり。
「こんなにたくさんモノがあるのにちゃんと全部入って、すごい!」
と当時は満足していました。
しかし、オフシーズンの服が、圧縮袋に押し込められ、ギチギチにモノが入ったクロゼットを見て、夫は
「服が苦しそう…」
と引いていたようです。
この頃は服が苦しそうという感覚すらわからなかったのですが、
手放せるようになった今は、たくさん仕舞うことから、空間に余裕が あることの大切さがよくわかります。
クロゼットのモノも、一つ一つのパーソナルスペースが広く、ご機嫌に見えるようになりました。
モノも取り出しやすくなり、見た目もきれいで気分が上がります。それだけで、収入は全く変わらないのになんだか暮らしが豊かになった気持ちになるのです。
③買うことに慎重になった
以前は、安いから、役に立ちそうだから、使ったらスタイルが良くなりそうだから、周りから褒められそうだから、と色々な理由で、次から次へとモノを買っていました。
実家にいた頃、母は
「なんでこんなに買うんだろう」
と不思議に思っていたとのこと。
なぜこんなに買ってしまうようになったのかという話はまたの機会に書きたいと思うのですが、今は、出来るだけ少ないモノで暮らしたいと思うようになりました。
たくさん買ったものを手放す過程で感じたのは、(特に、ゴミ箱に捨てるしかないようなモノの場合)
「ちゃんと使ってあげられなくてごめんね」
「お手入れしてなくてごめんね」
という申し訳なさです。
モノには手元にやってきた理由があるから、それに感謝して手放せば良いという考え方もあります。
そうしてあげるのが一番だとたしかに思うのですが、過剰に買ってしまったのは、自分が原因です。
手放すとともに、
「もう、安易にモノを買わない」
という気持ちが大きくなりました。
これからは、お手入れしてずっと仲良くし続けたいと思うモノを、手が行き届く分だけ持ちたいなと思います。
④モノが壊れた時のショックの受け方
逆説的かもしれませんが、手放すことができるようになったら、お気に入りのモノが壊れた時、必要以上のショックを受けなくなりました。
例えば、お祝いにもらったこちらのペアマグカップ。
気に入って毎日使っていたのですが、いただいて数ヶ月で赤い方が欠けてしまいました。
以前だったらショックを受けて、でも気に入っていたし手放せない…となっていたところ。
今は、赤い方には「短い間だったけど、ありがとう」と気持ちよくサヨナラできて、
青い方は、「誰かのところで役に立ってね」と次のお役目に向かわせることが出来ました。
モノとの出会いは一期一会。手元に来て間も無く壊れてしまったとしても、それはそういう運命。
そういうことを素直に受け入れることができるようになったことも、大きな変化だったと思います。
まとめ
他にも色々な変化はありましたが、わかりやすい気持ちの変化を整理してみました。
気持ちを改めるために、モノを減らしたわけではないのですが、自分が手元に迎えたモノたちと向き合っていると、自然に気持ちや考え方が変化していきます。
なぜこういう変化が起きるのか、ということについては、また改めて書きたいと思います。
それでは、今回もお読みいただき、ありがとうございます!