ほぼ日のジャムと食べ比べ。オーブンドライを使ったりんごジャム、おいしくできました。
はじめての「オーブンドライ」ジャム
毎年、この季節になると、りんごジャムが作りたくなって。
今年は、オーブンドライをしてから煮詰める、という、少し凝ったことをすることにしました。
主人が、「ほぼ日」のネットショッピングで購入できる、「おらがジャム りんご(あか)」
をとても気に入っているようで、
少しでも近いおいしさになるようにと思い、色々調べたところ、
「オーブンドライ」
ということをされているようなんですね。
詳しい作り方は、りんごジャムに関しては開示されていないのですが・・・。
そのため、完全に自己流ではありますが、「オーブンドライ」をしてから作るやり方、
というのを試してみました。
それなりに、おいしくできたと思うので、備忘録として書いておきます。
材料
・りんご (中玉一個で、190mlの瓶一つ分くらいできます。)
・砂糖 (りんごの芯などを除いた正味量の、40%くらい。)
・レモン汁(りんご一個あたり、大さじ1くらい。)
用意するキッチン用品
・まな板
・包丁
・アルコールスプレー
・ボウル
・大きめのお鍋
・へら(木べらでも良いですが、シリコンへらが使いやすい)
・はかり
・ジャム用の瓶
作り方
①瓶を煮沸消毒
乾くのに時間がかかるので、いの一番に瓶を煮沸消毒しましょう。
5分弱煮れば十分です。
時間が経ったら、干しておきます。
干すところはアルコールスプレーを撒いておくと安心です。
②りんごを洗う
よーくりんごを洗います。
今回は皮ごと使ったので、塩を使ってゴシゴシ洗いました。
③材料をはかる
はかる順番は、りんごから。
取り除く芯や皮(今回は皮も使用しましたが)の重さは、全体の15%くらいとのことなので、それを引いたグラム数を記録しておきましょう。(この場合は688g)
砂糖は、りんごの重さに合わせて。
30%と40%の間をとって、このくらいにしました。
④レモン汁の準備
切った矢先からレモン汁に漬けて置かないと、りんごの色が変わってしまい、ジャムの色が悪くなるため、あらかじめ準備しておきます。
⑤りんごを切る
3ミリくらいの厚さにスライスします。
大きさは3センチ四方くらいが良いと思います。
厚さは、厚めだと食感が残りますし、薄めだと火が通りやすくて、果肉感は少なめになります。
大きさ、厚さとも、お好みで調節してください。
⑥レモン汁に漬ける
切ったものからすぐにレモン汁へ。
時々かき混ぜて、まんべんなくレモンが行き渡るように。
⑦オーブンドライをする
どのくらいの温度でやるのか、どのくらいの時間やるのか、
全く見当がつかなかったのですが・・・
温度が高すぎても、カラカラになってしまいそうだし、
時間が長すぎても、香りが飛んでしまいそうなので、
保守的に、「140度、1時間」
にしてみました。
天板のクッキングシートが足りなかったので、耐熱皿も使ったのですが、
おいしそうな果汁が、結構クッキングシートに染み出してしまっていたので、
耐熱皿のみでやったほうが、果汁も無駄なく使えて良かったかも。
あと、一部カラメル化している部分があったので、
時間を短縮するか、何か方法を変えたほうが、より良いかもしれません。
⑧りんごと砂糖を煮る
いよいよ砂糖とりんごを煮詰めます。
うちはIHなのですが、温度設定は180度。
ガスなら強火で。
加熱中は混ぜ続けながら、
オーブンドライをする場合は、10分くらいの加熱時間で完成しました。
完成したか、の判断は、ジャムテストで。
液体部分を、冷水に少し落として、散ってしまわず沈んだらOKです。
⑨瓶詰め、空気抜き
最後に瓶詰め、空気抜き(真空加工)です。
ジャムの鍋とは別の鍋に、浅めに水を張って沸かします。
乾いた瓶にジャムを入れたら、蓋を乗せて、沸騰したお湯に漬けます。
(お湯がジャムに入らないように注意してください)
そのまま3分くらい煮立たせたら、引き上げて、ミトンなどを使ってしっかり蓋を閉めます。(火傷に注意)
蓋を閉めたら、逆さまにして冷まします。
冷めたら出来上がり!
いざ食べ比べ
冷めて冷やしたところで、「おらがジャム」と食べ比べ。
味は・・・流石に全然別の味。
別に優劣がすごくあるわけではなく、どっちもそれぞれにおいしいな、という感じです。
主人からは「700円くらいなら買う!」との評価。
おらがジャムは、りんごのほのかな酸味が後味に残って、甘みはすっきり。
作ったほうは、酸味はほぼレモン果汁によるもの。味は、アップルパイの中身みたいなイメージです。
そもそもりんごの品種が、おらがジャムは紅玉、今回作ったのはふじなので、そこから違いますし、砂糖も、きび砂糖を使ったので、同じにはなりませんよね。(色も赤にならなかった)
ただ、オーブンドライをすると、(自己流でも)普通に煮るよりもおいしくなることはわかりました。
他の果物で作るときも、試してみたいと思います。
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